受験勉強で音楽を聴きながら勉強するのはOK?その疑問お答えします

受験生の皆さんの中には、音楽を聴きながら勉強をしたことがある方もいるかと思います。この記事では、そんな勉強中に音楽を聴くのは良い事なのか、そしてその勉強法のメリット、デメリットについて解説していきたいと思います。

 

 

音楽を聴きながらの勉強について

まず初めに、音楽を聴きながらの勉強について、そもそも音楽を聴きながら勉強するのは良いのか、そして注意点を解説していきたいと思います。

 

音楽を聴きながら勉強しても良いのか

まずは、気になっている方も多い「音楽を聴きながら勉強しても良いのか」という質問に答えていきたいと思います。

基本的に人間の脳はマルチタスクには向いていないと言われています。

ですので、音楽を聞きながらの勉強は脳内をシンプルにするという意味ではおすすめできません。

 

解答としては、「以下の注意点を守り、メリットとデメリットを理解すれば聴いても問題ない」とお答えさせていただきます。

やはり受験勉強は長期戦なので、長時間の勉強を毎日行っていかなければなりません。

そういった時などは、音楽を聴きながら勉強することで、気持ち的にもリラックスすることが出来ますし、「もう少し勉強頑張ろう」と自分を鼓舞することができます。

 

ですが、音楽を聴きながら勉強をしたい場合、少なくともこれから話す注意点は守るようにしましょう。

 

注意点①

最初の注意点として、「勉強中に聞く音楽としては、ロック等ではなくクラシック音楽やジャズを聴くようにする」という点です。

これらの曲を聴けば、気持ち的にもリラックスできるうえ、さらに勉強の妨げにもならないので、勉強への集中力も上げることができます。

 

他にも音楽ではありませんが、せせらぎの音等のヒーリングミュージックを聴くのも、とてもお勧めです。(YouTubeにもあるので、是非検索してみて下さい。)

環境音やピアノ独奏等、YouTubeで検索すると様々な音源があるので、それを活用してみるのも良いでしょう。

最近は、スターバックス流れている音楽が視聴できるYouTubeもあり、『スタバで勉強すると捗る!』という人は家でも同じような感覚が体感できるかもしれません!

 

注意点②

そして注意点の2つ目として、「科目によっては、音楽を聴きながらの勉強はお勧めできない」という点です。

そのお勧めできない科目とは、暗記や読解系の科目になります。まず暗記系がダメな理由として、暗記に集中しようと思っても、音楽という違う情報が混ざってしまうことで、本当に覚えたいことが覚えづらくなってしまうことが原因に挙げられます。

 

読解系科目にしても暗記系科目と同様に、文章をしっかり理解しながら読まなければならないのに、音楽が流れていることで集中しづらくなってしまうので、お勧めできません。

 

デメリット

それでは次に、音楽を聴きながら勉強することのメリット、デメリットの話に移っていきましょう。最初はデメリットとして挙げられる2つの点を細かく説明していきます。

 

歌詞付きだと勉強に集中できない

まずデメリットとして、「歌詞付きの音楽だと勉強に集中できない」という点が挙げられます。

 

先程クラシックやジャズ音楽をお勧めした理由にも繋がりますが、歌詞付きの音楽がダメな理由として、「勉強中にその音楽に夢中になる危険性がある」からです。

 

経験したことがある方もいるかもしれませんが、歌詞付きの曲だとその歌を口ずさみながら勉強をしてしまったりと、勉強よりも音楽に夢中になってしまうことがあるかと思います。

このように勉強する目的で音楽を聴いていたのに、目的が音楽を聴くだけになってしまっては本末転倒です。

 

勉強一つに集中するためにも、音楽は選ぶようにしましょうね。

 

音楽がない環境だと勉強出来なくなる

そして二つ目のデメリットとしては、「音楽がない環境だと勉強出来なくなる」という点が挙げられます。普段毎日のように音楽を聴きながら勉強をしていると、その環境に慣れ過ぎてしまい、「音楽がなければ勉強できない」なんてことになりかねません。

 

当たり前ですが、皆さんの受験本番では音楽は流れていません。ただ周りのペンの音のみが流れています。普段音楽を聴く環境に慣れ過ぎていると、そういった環境の違いで集中できなくなってしまう可能性があります。

 

なので、音楽に依存し過ぎた勉強にならないように気をつけましょう。たまには無音でも集中できるように勉強したりと適度に環境は変えるようにしましょうね。

周りの雑音を消すため流す音楽はNG

周囲の音が気になって勉強できないので音楽をかけているのであれば、それはあまりおすすめしません。

音楽をマイナス要因解消の為に使うのであれば、ノイズキャンセリング機能のあるイヤフォン耳に入れておくだけにするかヘッドフォンをつけてみましょう。

音楽をあえて流さなくても、ヘッドフォンやイヤフォンを装着しているだけで集中力が上がるので試してみて下さい。

メリット

勿論、音楽を聴きながらの勉強にはメリットもしっかりあります。これから話す3つは中でも大きなメリットなので、普段勉強中に音楽を聴かない方も是非参考にしてみて下さい。

 

勉強のモチベーションが上がる

まず一番のメリットは、「モチベーションが上がる」です。やはり好きな音楽を聴いている時は、皆さんのテンションも上がるかと思います。そういった状態では、体内でドーパミンと呼ばれる物質が分泌されて、物事に対しての意欲が上がります。

 

勉強を始めるとなると憂鬱になる方も多いかもしれません。ですが、このように音楽を流すだけで、そういったマイナスな気持ちを解消して、モチベーション高く勉強することが出来るのはお手頃かつ大きなメリットと言えるでしょう。

おすすめは、音楽をかけ始めて自分の勉強がのってきたなと感じたら音楽を止めて勉強を続行しましょう。

 

勉強の集中力が上がる

そして二つ目が、勉強の集中力が上がる点です。

科学的にも、アルファ波を放つ音楽を聴くと、気持ちがリラックスしてストレスが軽減され、集中力が向上すると言われています。

 

音楽を聴くことで現実世界と断絶し、自分の世界に入れるという意味でも、音楽はかなり効果があるので、勉強にはピッタリですよね。

 

記憶力が上がる

そして最後のメリットとして、記憶力が上がるという点があります。音楽で海馬と呼ばれる部分が刺激されると、脳は音楽を聴いていた時に見えるもの、そして感じるものも同時に記憶しようとする働きがあります。

 

なので音楽と記憶が連動して、「この曲を聴いていた時に、こういうことを勉強した」という風に、勉強した部分が記憶に残りやすくなるのです。

 

まとめ

今日お話ししてきたように、音楽を聴きながらの勉強は、注意点を守ればとても効果的な勉強法と言えます。

ここまで話してきたメリット、デメリットも踏まえたうえで、皆さんの勉強にも活かしてみて下さいね!

 

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