【受験】物理の勉強をする際におすすめの勉強法の順番を解説します
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物理に対して苦手意識が強かったり、成績がなかなか上がらず悩んでいる人はいませんか?
もしかしたら、その勉強法が間違えているのかもしれません。
今回は、物理の勉強をするときのポイントについて解説しています。
おすすめの参考書も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
物理の勉強法の順番
物理を勉強する時にもおすすめの順番というものがあります。
まずはその順番についてみていきましょう。
基礎的な知識と公式を理解する
物理をこれから始める人は、まず公式の暗記から行いましょう。
これをしないと問題は一向に解けません。
しかし暗記だけでは解けるようになりません。
単なる暗記でなく「理解してから暗記する」ことを意識しましょう。
ここでの「理解する」とは、何も見ずに公式や物理現象の説明ができるということです。
例題を解き切る
物理の公式を暗記したら付随する例題を全て解きましょう。
教科書や参考書の例題は公式を適切に当てはめれば解けます。
例題が解けても入試問題はまだ解けませんが、これが出来ないと先に進めません。
時間をかけてもいいのでしっかり理解しておきましょう。
問題集で公式の意味を確認する
1周目は問題の理解に費やしましょう。
物理の公式の導出や定義の確認を終わらせたら次の段階です。
実践的な問題を演習し公式の意味や使い方を身に着けましょう。
この際に注意するポイントは「一問一問を丁寧に確実に解く」ことです。
闇雲に数をこなしても成績は上がりません。
一問を様々な角度でじっくり考えることが成績を上げる最短の勉強法です。
1周目で理解し終えたら、同じ問題集を2周目、3周目と繰り返しましょう。
解くのは1周目で解けなかった問題だけで構いません。
ここでは間違った問題を一瞬で解けるくらいに精度を高めましょう。
物理の正しい考え方を身につけ、答えを暗記するぐらいにやり込みましょう。
応用問題に挑戦する
物理で基本的な問題が解けるようになったら、志望校の過去問や問題集の応用問題に挑戦しましょう。
物理では問題ごとの「解法パターン」が存在し、数学と比べて10分の1程度しかないので覚えると楽に高得点をとれます。
- 問題の物理現象を理解する
- どの公式を使うかを見つけ出す
- 解答までの道のりを自分で作る
このステップで解くことが理想です。
また、計算力も大事になるので、この演習で絶対に計算ミスをしない速い、正確な計算力を身に着けましょう。
近似計算を出来るようにすることも重要です。
物理の勉強でのポイント
物理を勉強する時にその単元ごとに大切なポイントがあります。
それぞれのポイントについてみていきましょう。
力学
力学はすべての物理学の基礎にあるので、ここを疎かにすることは絶対にあってはいけません。
力学の問題を解くときにやることは
- つりあいの式を立てる
- 運動方程式を立てる
- エネルギーの式を立てる
- 運動量保存の式を立てる
の4つです。
はたらいている力を調べて、運動方程式を立てるようにしましょう。
また、力学で特に時間のかかる分野は「単振動」です。
単振動は電磁気でも電流の単振動が出てきますし、熱力学でも使われます。
勉強法としては公式をしっかり理解することを意識しましょう。
電磁気学
電磁気の問題はそのほとんどがコンデンサーか磁場中を転がる導体棒か電磁誘導の問題です。
この3つは特に重点的に勉強しましょう。
磁場が出てくるあたりから何もわからなくなりコイルや交流が出てきたところで撃沈するという人が多いですが、たいていの人はそこでつまずきますから諦めずに何度も教科書を読んで何度も何度も問題を解いてください。
電磁気の勉強法で大事なのは上手にイメージすることです。
コンデンサーやコイルに電流が流れていたり、電荷がたまっている様子は一度理解すればイメージがかなり簡単です。
イメージが上手く出来れば答えが出た時の確認になる上、問題を解く上でも役立ちます。
そのためにも電磁気で使うことが多い「力学」の分野は先に押さえましょう。
波動・熱力学
波動は力学や電磁気に比べるとそこまで難しい分野ではないですが、その分おろそかにしがちです。
波は常に位相を意識して問題を解くことが大事です。
特に光の干渉では位相差が反射や装置によって複雑に変わるので、波に何か変化があったらまずは位相のずれを確認しましょう。
苦手な人も多いと思うのでたくさん問題を解いて克服しましょう。
ドップラー効果は大半がドップラー効果の証明問題のため、導出過程を覚えていればそのまま得点になることが多いです。
光の干渉では位相差を上手に使い光が強まる点や弱まる点を答えさせる問題が多いです。
熱力学では第一法則を活用した応用問題や力学の単振動と絡めた融合問題がよく出題されます。
重要なことは解法を身に着けることです。
熱力学で使う公式や考え方はとても少なく、慣れれば解き方はすぐにわかるのでそれまで我慢して解き続けましょう。
原子
原子分野はここ数年はブームですが、入試に出てくることは稀で、学校によっては対策しないところもあると思います。
付け焼刃で良いので入試直前に公式を暗記してしまうというのもありかもしれません。
先に紹介した分野が完璧になったら手を付けましょう。
おすすめ参考書
それでは最後におすすめの参考書を紹介していきます。
自分のレベルに合った一冊を見つけてください。
宇宙一わかりやすい高校物理
この参考書は、初学者や物理が大変苦手な方、公式などの意味を確認したい方におすすめの参考書になります。
本書にはユルいキャラクターが描かれており、一見難解な物理を彼らとともに楽しく学ぶことが出来ます!
また、見開きの左が説明、右が図解となっており非常に読みやすい構成になっており、公式や物理現象を理解するのにうってつけの参考書になっています!
漆原の物理 明快解法講座
宇宙一で基礎を学んだあと、または応用問題に挑戦したい方におすすめの参考書です。
この参考書の良いところは実際の入試問題にそのまま出題されることの多い問題がチョイスされており、理解した公式や物理現象をどのように入試問題に適合させればいいのかを学ぶことが出来ます!
難問題の系統とその解き方 物理
この参考書は、難関大対策で主に使われる参考書になります。
この参考書は体系的な問題構成になっており、解説を読み進めながら問題を解いていくことで、難関大合格に必要な物理の体系的な知識を身に付けることができます!
名問の森 物理
この参考書は難系と同じく、難関大対策で使われる参考書となります。
名問は非常に問題や解説が見やすく、物理が少々苦手な方にとっても手の付けやすい参考書となっています!
効率よく物理の勉強をしよう
物理を効率よく勉強していこうと思ったら、勉強する順番も大切になります。
一つずつ理解しながらおすすめの参考書なども使って勉強していくようにしてください。
自分で勉強していても、勉強方法が分からなかったり行き詰ったりしたときはぜひ桜凛進学塾にお越しください。
桜凛進学塾では、効率的な勉強の仕方を、生徒さん一人一人に合わせて丁寧に指導しています。
一緒に勉強の方法を考えていきましょう!
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