あなたは朝型派?それとも夜型派?それぞれの特徴と勉強法とは?

時間

朝型と夜型、自分のタイプはどちらかご存じですか?

『朝は目覚ましをかけてもなかなか起きることが出来ない』
『夜は静かで勉強に集中しやすく、眠くならない』

等、自分の感覚でなんとなく朝型か夜型かを把握している人が多いと思います。

朝に強いタイプと夜に強いタイプでは、一日の時間の使い方も全然違ってくるはずです。

では、どうしてこのようにタイプが分かれるのでしょうか?

日頃の生活習慣で決まってしまうのか、もしくは遺伝的要素が強いのか?

それぞれ、時間の使い方の特徴もご紹介しますので、勉強を進めていくにあたり、まずは自分のタイプはどちらなのかを客観的に把握しておきましょう。

なぜ朝型と夜型で分かれるの?

早起きが出来る『朝型』タイプの人と、夜遅くまで起きていられる『夜型』タイプの人とで大きく分かれると思います。

どうして、このような違いが生まれるのでしょうか?

探っていきたいと思います。

実は遺伝子で決まっている

英国の研究チームが発表した研究によると、朝型と夜型は遺伝子によってタイプが決まるということだそうです。

そもそも、人間の体内時計(睡眠と覚醒のサイクル)を制御する遺伝子は24個あることが分かっていました。

2017年に3名の生物学者が、体内時計をコントロールする時計遺伝子を発見します。

時計遺伝子とは、あるたんぱく質を夜に生産することによって、『寝る時間ですよ』と知らせてくれる遺伝子で、日中はこの活性が低下します。

この時計遺伝子をいくつ持っているかによって、朝型か夜型かが決まるというのです!

研究から分かったことは、351個の時計遺伝子のうち、最も多く遺伝子を持つ上位5%の人達は、最も少ない遺伝子を持つ下位5%の人達と比較して、平均で約25分早く入眠するということです。

要するに、夜早く寝て朝早く起きたい人も、逆に、夜いつまでも起きていられる人も、全ては351個の遺伝子の数で決まっている事で、本人が意識的にコントロールしていることではない、ということになります。

年齢や生活環境による変化

遺伝子によるタイプの違いはあるものの、年齢や生活環境によって、そのタイプが様変わりするということも少なくないそうです。

例えば、
『年を取ると朝いつまでも寝ていられず、早く目が覚めてしまい、結果、朝型の生活に変わった』
『幼い頃は朝型人間で、夜になるとすぐに眠くなっていたのに、思春期に入る頃には完全に夜型の生活に変わっていた』
『仕事の関係で朝型に変えざるをえず、朝型に慣れていった』

という声をよく聞きます。

環境による変化で代表的な例が『時差ボケ』でしょう。

例えば日本からハワイへ行く時、最初は時差ボケ状態で体内リズムが大きく崩れますが、太陽の光を浴びたり、食事の時間を現地時間に合わせていったりすることで、体内時計がリセットされ、現地の標準時間に順応していきます。

遺伝子で決まっているとは言え、生活環境を変化させなければならない決定的な理由があると、そこに向かって体内が変化していく事が出来る、という事が分かります。

朝型人間の特徴って?

朝型人間の特徴について分析します。

ご自分に当てはまる点がありますか?

大きく3つに分けて説明をしていきたいと思います。

午前中が冴える

朝型人間の場合、起床時間が早く、それに伴い体温の上がる時間も早くなるので、すぐに体を動かす準備が万全に整っています。

午前中の生産性が非常に高く、能力を発揮しやすいのも午前中です。

午後よりも午前中の方が勉強がはかどる!という人は、朝型の傾向が高いですね。

時間管理をしたい

時間を自分で上手く管理したいという意識が高いのも、朝型人間の特徴です。

例えば、睡眠時間をきちんと確保したいので、夜にお友達と食事をしたりイベントに参加したり、ということを避けたり、午前中に一日のやるべき事を凝縮して終わらせてしまったり、という事を意識的にやろうとします。

寝付きが良い

朝早く起きて、体内温度を早い時間に上昇させることが出来ても、それを夜遅くまで持続することは出来ません。

夜になると急激に体内温度が下がり、睡眠に導入しやすいのです。

いつまでもベッドの中で眠れない…ということもなく、わりとすぐに寝付く事が出来るのも、朝型人間の特徴です。

朝型人間の勉強法

朝の3時間=脳が活性化するゴールデンタイム

この時間帯にスッキリ活動出来る朝型の人は、苦手な科目や、ボリュームが多い英語の長文読解、数学の演習に取り組むことをおすすめします。

一日の勉強スケジュールで、『ここはしっかり時間をかけて勉強したいな』という科目を午前中に持ってきましょう。

壮大な課題テーマが午前中にクリア出来れば、午後からの時間はサブ課題(暗記、計算、得意科目等)に時間を当てると効率良く勉強が出来ます。

夜型人間の特徴って?

今度は、夜型人間の特徴について分析します。

夕方から冴える

朝型人間とは真逆で、夜の食事会やイベントに積極的に参加します。

寝る時間にこだわっていないのが最大の特徴です。

夕方から冴え出し、自分の好きな事を夕方以降自由にやる、という人が夜型人間に多いと言われています。

長時間作業が可能

夜型人間は、長時間集中することに長けていて、勉強も夜9時位からスイッチが入り、ひらすら時間を忘れて取り組めるタフさも持ち合わせています。

朝型人間は、この時間になると完全に集中力は途切れ、机に向かうことすら苦痛です。

夜型の場合、終わりの時間も決めていないことが多く、気づいたら朝日が…という事も少なくないのではないでしょうか。

就寝時間を遅らせる事が出来る

就寝時間にこだわらない事が、いつまでも寝ないで夜の時間を存分に使える事に繋がります。

寝る時間が何時でも構わないわけですから、例えば、明日の朝、早く起きなくても大丈夫という状況であれば、夜遅い時間まで多くの勉強をこなすことも可能です。

朝型人間と比べて体内温度の下がり方が緩やかなので、寝付きがあまりよくない傾向があります。

『ベッドに入ってもなかなか眠れないから、何かやろうかな』となるのも頷けます。

夜型人間の勉強法

長時間勉強が苦痛にならない(寝る時間を気にしない)利点を活かすには、その日に学んだことをその日のうちに理解し、復習、定着させるまで持っていくようにする、という事です。

『あとでやればいい』『週末まとめてやろう』は、夜時間を有効に、余裕をもって使う利点が十分に活かせません。

教科を絞る、というよりも、その日の勉強をその日に完結させる意識で取り組む事をおすすめします。

まとめ

朝型と夜型は、

  1. 体内にある時計遺伝子の数でおおよそ決まっている
  2. 100%遺伝子で決まる、というわけではなく、年齢や環境で変化することもある

ということが分かりました。

また、朝型人間の特徴は、

  1. 朝早く体内温度が上がり、午前中に冴える
  2. 自分で時間管理をしたがる傾向が高い
  3. 夜急激に体内温度が下がり、寝付きが良い

夜型人間の特徴は、

  1. 夕方から活動的になる
  2. 集中力が持続しやすく、タフである
  3. 就寝時間にこだわらない為、一日の終わりを遅くしても大丈夫

ということが分かりました。

皆さんは、朝型と夜型、どちらの特徴をお持ちでしたか?

受験生は、本番の試験がおおよそ午前中からという事で、『朝型が良くて夜型はおすすめしない』という事が良く言われます。

例え現在夜型人間だとしても、『午前受験に備えて午前中に冴える様に切り替えたい』という気持ちは、生活環境を変えたい決定的理由になり得ます。

前述の様に、どうしても朝型環境にシフトしたいという強い意志があれば、タイプの変化も可能だということです。

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