中2から受験勉強は早い?中2から勉強するメリットと勉強方法とは?

中2から受験勉強を始めることは早いと思っている人はいませんか?

中2から受験勉強を始めることは、メリットはあってもデメリットはありません。

時間がある今のうちにしっかりと基礎を固めておくことで中3になったときに受験勉強に打ち込むことが可能になるのです。

ここでは、中2から受験勉強を始めることのメリットや具体的な勉強法について解説していきます。参考にしてください。

中2から受験勉強するメリットとは?

中2から受験勉強をすることにメリットはあるのでしょうか。

ここでは中2から受験勉強をするメリットを紹介します。

内申点対策が出来る

まずは、中2から勉強を始めることによって、「内申点対策」ができます。

受験する高校によっては、内申点の評価と当日点(高校入試当日の点数)で合格を決める高校もあります。(ただし、受験する都道府県や高校によって内申点の評価は異なります)

内申点は中学生活3年間の積み上げなので、中3の夏以降に「内申点頑張ろう!」と思っても到底間に合いません。
ですので、早くから対策しておく方が良いと考えられています。

つまり、内申点対策を早く始めれば始めるほど、受験に有利になってくるのです。

中2の学習範囲は中1の学習範囲が土台

中2で学習する勉強というのは、基本的には中1で学習したものの積み上げだと思って下さい。

中1で学習したものを基礎基本として中2授業が展開されていきます。

特に、英語や数学は理科社会といった科目に比べて、短期で暗記をすれば詰め込めるという内容にはとどまりません。

中1の英語や数学がきちんと理解できていなければ、中2の授業内容はハテナだらけでしょう。

授業中に理解が出来るようにする為には、早いうちに中1の学習内容をしっかり復習しておく必要があり、これを中3から始めるとなると圧倒的に時間が足りなくなります。

中2から受験勉強を意識することで、自分が苦手な単元に気づき、復習時間を余裕持って設定できる事に大きな利点があります。

忙しくなる中3の前に余裕をもって受験対策が出来る

中2から受験勉強を始めることで「余裕を持って受験勉強」ができます。

「部活を引退してから受験勉強を始める」「夏休みくらいから受験勉強を始める」「9月から受験勉強を始める」と、中3の夏・秋以降から受験勉強を始める人もいますが、それでは『遅い』です。

なぜなら、中3の秋以降になると、応用問題を解いていく時期になるからです。

中3の10月以降は、基礎勉強ができている前提で、過去問を解いていく時期です。

もし中3の夏以降から受験勉強を始めるとします。

そうすると、8月から10月までの約2,3ヶ月程度で基礎を完成させないといけません。

基礎が身についていない中で応用問題は解けるでしょうか。厳しいでしょう。

なので、多くの受験生が、中3の秋以降に「全然点数が上がらない」ということになってしまうのです。

しかし、中2から受験勉強を始めると、半年~1年強の基礎固めの時間の余裕があります。

つまり、秋から受験勉強を始めるライバルたちに最低でも6ヶ月以上の差をつけることができるのです。

中2で受験勉強とは何をすれば良い?

中2で受験勉強と言われても何をすれば良いのか悩んでしまうと思います。

中2で受験勉強を始める時に気をつけたいポイントについてみていきましょう。

1科目を徹底的にやりぬこう

現状の学力にもよるのでなんとも言えないところはありますけど、いろいろ中途半端にやるよりも、1科目から取り組むことをおすすめします。

1科目から取り組んで結果が出ることで、やる気も維持しやすいです。

その1科目は数学か英語が良いと言われています。

例えば、数学であれば、方程式を解くには前提知識としてプラスマイナスの計算ができないといけません。

英語であれば、不定詞を理解するには、be動詞が理解できていないと、勉強できません。

以上の例のように、英語と数学に関しては、後から一気に追い上げることが比較的難しい科目です。

なので、英語か数学(もしくは両方)を中2のうちから得意にできていると、高校受験がかなり楽になります。

「何をやるか」を具体的に決めよう

まずは、目標設定からしていきましょう。

「どの程度の高校に受かるためにいつまでにこれくらいに学力にしたい。」といったような目標設定からスタートです。

がむしゃらに頑張っても、良い結果はついてきません。

もちろん、具体的な計画をたてても、それ通りにいくわけではありません。

しかし、たてた計画を元にその都度改善していけばOKです。

ゴールに到達するために、動き出しましょう。

教科書を1周はおさらいしてみよう

参考書や問題集が色々あって、何に手を付けたら良いのか分からない…という人は、まずは今まで使ってきている学校の検定教科書で構いません。一周さっと目を通して復習してみましょう。

付属のワークも活用し、問題演習に取り組んでみた時、『あれ?これ、いまいち覚えていないな』という単元や問題に当たったら、そこがチャンスです!

分からない所を見つけたら、そこを教科書に戻ってもう一度読み直し、思い出しながら理解を深めてみましょう。

それでも分からない場合は、検定教科書の範囲だと学校の先生がきちんと対応してくださるはずなので、しっかり質問をし、分からない所を一つ一つ潰していきます。

この作業は、時間に余裕がある時にやるのが適しています。実際、受験年度になると、今までの学習部分は出来ているものとみなし、問題演習や過去問等、複合的かつ発展的な内容に食い込んでいきたい時期になってしまいます。

時間が取れる中2時だからこそ、教科書一通り見直していく事に丁寧に時間をかけられるのでおすすめです。

意外と『教科書なんて』と思いがちですが、中2の時期にやるべきことは『基礎の取りこぼしに気づき、なるべく理解できている状態に近づける』事。

ゆっくりでも構いませんので、一通り押さえる、というのが大切です。

勉強時間を確保しよう

まずは勉強に使える時間を書き出してどの程度時間が使えるか確認しましょう。

月曜日から日曜日まで一日何時間勉強するかどうかのスケジュールを決めておきます。趣味の時間や遊びの時間は省いて考えて構いません。

時間には限りがあるので、有効活用するためにも、まずは現状使える時間を出して、そこから高校受験用に使える時間を割り振っていけばOKです。

中2の冬からの受験勉強スケジュール

中2も冬になれば中3になるための準備期間に入ります。

その頃からの受験勉強スケジュールを考えましょう。

12月~2月は1,2年生の数学と英語の復習をする

まずは1,2年生の数学と英語の復習をしましょう。

2つの教科というのは復習するのに時間がかかります。早い段階で始めていかないと後で絶対に時間が足りなくなるからです。

ではどのように復習していけばよいかというと、一番楽なのは1,2年生の学年末テストをやり直すことです。学年末テストは1年間で習った最も大事な問題が詰まっています。

これをやり直すことで、1年分の復習ができます。学年末テストをやり直すと、苦手分野が見つかると思います。問題集を使って重点的に復習しましょう。

また余裕があれば、学年末テストだけでなく、1年間に行った全てのテストをやり直すと効果的です。

早い段階から復習をしておけば、3年生になってからの受験対策が非常にスムーズになります!

その結果、第一志望の合格率も大きく上がると思います。

中2の3月は問題集の選定と勉強計画をたてる

これから長い受験勉強に入っていくわけですが、そこで大事なのが1年以上使っていく参考書や問題集を決めることです。

大事なことは後で変えることがないようにしっかりと納得する問題集と参考書を選ぶようにすることです。

またこれから1年間の学習スケジュールもこの時期に大雑把に決めておくと良いでしょう。

「1日何時間程度勉強するのか」「春休みや夏休みなどは何をするのか」「定期テストの学習との兼ね合いはどうするのか」などを決めておくようにしましょう。

間違ったスケジュールで受験勉強をしていくと入試直前になってから焦ります。その時にはもう手遅れです。

今からどういったスケジュールで受験対策をしていくかきちんと計画を立てましょう。

高校合格に向けて中2から頑張ろうーまとめー

高校合格に向けて中2から勉強することにはメリットがあるということが分かりましたね。

しっかりとスケジュールを立てて、しっかりと1つずつの教科を勉強していくことで、中3になった時の焦りから解放されるはずです。

まだまだ受験まで時間があると思わずに、その時間を利用してしっかりと早くから受験勉強を頑張ってくださいね。

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