隙間時間を活用しよう!自転車通学中にできる勉強法は?

チャリ通

受験生は限られた時間の中で、いかに勉強時間を確保できるかがカギになってきます。

通学中も勉強したいところですが、自転車通学だと電車通学と違って勉強できないですよね。

しかし片道30分自転車通学している人は、年間で200時間ほど通学に時間を使っていることになります。

この時間、何もしないのはもったいないですよね。

今回は、自転車通学でもできる勉強方法をご紹介します!

運動は記憶力をUPさせる

そもそも、自転車通学中に勉強することに効果はあるのでしょうか?

実は、運動すると記憶力が上がることが科学的に証明されています。

スイスにあるジュネーブ大学の神経科学者たちが、運動後に記憶力が向上するメカニズムをオープンアクセスのジャーナル誌「Scientific Reports」に公表しています。

また、筑波大学の征矢英昭教授らの共同研究グループが10分程度の簡単な運動で脳が刺激され記憶力がアップするという研究成果をまとめています。

様々な研究結果により、運動後は記憶力が向上することが分かっています。

つまり自転車通学で自転車をこぐという運動をすることによって、実は記憶力がUPしているのです。

せっかくのこの効果を使わないのはもったいないですよね。

※参考サイト

ジャーナル誌「Scientific Reports」

サイエンスポータル

安全運転が絶対条件

標識

自転車通学中に勉強するにあたって、安全運転が絶対条件です。

イヤホンをしながら運転するのは周囲の音が聞こえなくなり、事故にあう可能性が高くなってしまいます。

また、スマホをみながら運転するのはもってのほかです。

女子大生が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、イヤホンをしながら電動アシスト自転車に乗り77歳の女性を死亡させた事故が記憶に新しいですよね。

イヤホンをしながらの運転やスマホをみながらの運転は、事故の被害者にも加害者にもなる可能性があります。

勉強したい気持ちがあったとしても、運転中にスマホをみたりイヤホンでリスニングしたりすることは絶対にやめましょう。

事故にあってしまったり事故を起こしてしまったりしては、受験どころではなくなってしまいます。

運転する時には第一に運転に集中するようにしましょう。

自転車通学中におすすめの勉強法

安全運転が絶対条件の自転車通学中に、できる勉強方法はあるのでしょうか。

運転しながら教科書を読んだり、スマホの勉強アプリを使ったりすることはできませんが、自分の頭の中で考えることはできるはずです。

アウトプットする

おすすめの勉強法は、ずばり、アウトプットです。

方法は簡単で、安全に気をつけながら頭の中で勉強した内容を思い出すだけです。

朝の登校時には昨夜に勉強した内容を頭の中で思い出し、整理します。

学校からの帰り道では、その日に受けた授業を思い出し整理します。こうすることで、勉強したことが脳に定着されます。

また覚えたい単語などがある場合は、覚えたい単語を出発前に眺めます。

自転車を運転している間は、覚えたい単語を反芻します。信号で止まった際に、次に覚えたい単語をながめ、また運転しながら頭の中で反芻します。

覚えたいことを歌にして歌いながら運転することでより記憶することができます。

自分に教える

一番学習効果の高いアウトプットに「教える」というものがあります。

覚えたことを説明することによって、より記憶が整理されて定着されるのです。

日本史や世界史など、つながりを覚える際に活用したいのがこの「教える」というアウトプット法です。

自転車を運転しながら、脳内授業で自分自身に説明してみましょう。なぜ、どこで、誰が、その後どうなった、などポイントを押さえながら自分に説明してみましょう。

信号待ちの際や家や学校についた際に、自分の説明が正しかったのか確認するまでがセットです。

家に着くと「ちょっと休憩」と思い、そのままダラダラ過ごしてしまいがちです。しかし、自転車を降りた後に確認する作業を行うことによって、家に着いても勉強モードを保ったままでいられます。

解法を考える

自転車通学中にできる勉強法として、数学の問題を暗記して解法を考えるというものがあります。

数学は計算して解かなければ意味がないと思われがちですが、実は解法を考えることがとても大切です。

問題に対して解法を考えることで、こういった問題にはこの公式を使うことができるというパターンを見つけることができます。この公式で解けるかもしれない、別解はないか、など考えてみます。

運転中に解法を考えることによって、自分の解法はあっているのか実際に解いて確かめたくなるはずです。そのため、学校や家に着いた時にすぐに勉強をはじめることができます。

他の隙間時間に勉強するためのポイント

メモ

今回の記事は主に自転車の通学時間にフォーカスして勉強法を考えてみましたが、日常生活にはたくさんの隙間時間があります。トイレやお風呂に入っている時、歯磨きやドライヤーで髪を乾かしている時などなど…。

「時間がない」という人は「まとまった時間がない」だけであり、隙間時間を活用できていない場合が多いのです。よく「時間は作るもの」と言いますが、こうした隙間時間を勉強する時間にすることで、勉強時間を作ることになります。

隙間時間に勉強するためのポイントを紹介します。

常に持ち歩く

隙間時間を活用して勉強するためにも、単語帳や問題集を常に持ち歩くようにしましょう。

時間があるなと思った瞬間に取り出して、勉強できるようにします。しかし、場合によっては厚さのある問題集やテキストを持ち歩くのは大変な時があります。

問題集やテキストを持ち歩くために、思い切ってテキストや問題集をバラしましょう。折ってポケットに入れておけるくらい薄くバラバラにしてしまうのです。

最初は抵抗があると思いますが、バラバラにすることで持ち運びがぐっと楽になります。

時間ができた際にいつでも引っ張り出して勉強することができます。また、バラバラにすることで薄くなるため心理的な勉強するハードルを下げることができます。

分厚い参考書や問題集を見ただけでやる気が出なくなってしまう…なんてことありますよね。

バラバラにして1つずつクリアしていくことで、達成感を味わうこともできます。

また、家の中での隙間時間を活用するために、壁などに単語を書いて貼っておくこともおすすめです。

トイレの壁や洗面所の壁に貼っておけば、トイレの際や歯磨きの際にいちいち勉強するものを用意しなくても、壁にはってあるものを見るだけで勉強することができます。

ざっくり理解する

隙間時間は数分間だから、そんな短い間にじっくり読んで理解することなんて難しいですよね。じっくり読むだけで時間はなくなってしまいます。

そのため、隙間時間の勉強ではじっくり読んで理解するのではなく、ざっくり読んでざっくり理解するようにしましょう。

実はざっくり読んで理解することは、脳にやさしい読み方と言われており脳の学習原理に沿っているのです。脳はいきなり細かいことを理解し記憶することが苦手で、ざっくり理解する方が得意なのです。

隙間時間という短い時間に、一気に集中して理解しようと思うと、隙間時間に勉強するのが億劫になってしまいますよね。

隙間時間には大雑把に大枠を捉えればいいんだ、という軽い気持ちで継続することが大切になってきます。隙間時間で大枠を理解することで、普段の学習時に細かい部分を理解しやすくなります。

まとめ

今回は自転車通学中にできる勉強方法と、隙間時間に勉強するポイントを紹介しました。

自転車通学中に勉強する際には、安全に十分気を付けて行うようにしてください。

自転車通学中の信号待ちの時間、トイレ、お風呂、歯磨き、ドライヤー中など日常生活にある隙間時間を上手く活用することで、受験生に必要な勉強する時間を作り出しましょう!

自分の望む進路を実現するためには、隙間時間を有効活用するなどの努力は必要です。

しかし、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まると思いませんか?

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