ポモドーロテクニックとは?実践方法も含めてご紹介します!

時計と本

時間を上手に使いながら常に集中力を持続した状態で勉強したい…誰しもが思うと思います。

単なる理想にとどまらず、ポモドーロテクニックという時間管理術を実践することで時間効率もよくなり、集中力もアップするなら是非単試して見たいですね。

ポモドーロテクニックとは?実践方法は?という点についてご紹介します。

ポモドーロテクニックとは?

まずはポモドーロテクニックについて簡単ご説明します。

ポモドーロテクニック

トマト

一言で説明すると、「25分+5分」の時間管理術の事をポモドーロテクニックと言います。

「25分+5分って何が?」と思われる方が多いと思いますので簡単にまとめますと、仕事や勉強等を25分続け、その後で5分の休憩を取ります。これを1ポモドーロとし、最大で4回復繰り返すという手法です。

ポモドーロというのがイタリア語で「トマト」という意味だそうです。

ポモドーロテクニックを産み出したイタリアの大学生が、トマトの形をしたキッチンタイマーを使っていた事が由来でこのように名付けられました

実践方法

では実際にどのように勉強に活かしていけば良いのでしょうか?

例えを使って実践方法をご紹介します。

25分間で何を勉強するのかを決める

時計

例えば

・参考書をnページからmページまでやる

・現代文の演習をn問解く

・英単語を見開きページ全て覚える

等と、25分間で集中してやるべき事を決めます

「この内容を25分間で集中して終わらせたいな」

「一時間位はかかりそうな内容だから、2ポモドーロ(約50分間)で終わらせたいな」

等、自分で指標を決めて構いません。

最初は時間配分が窮屈にならないように、余裕を持った計画を立ててみましょう。

タイマーセット+鳴り終わるまで、決めた勉強をひたすら取り組む

25分間は必ず厳守です。タイマーを25分にセットし、25分のタイマーが鳴り終わるまで自分で決めた勉強をひたすらこなしていきます。

25分のタイマーが鳴ったらそこで勉強は強制終了です。

一旦勉強モードから離れて5分間しっかりと休憩時間を取りましょう。

休憩時間は勉強のことから完全に離れて、脳や目を休ませることにポイントを絞って下さい。椅子から立ち、軽くストレッチをしたり、飲み物を飲んだり、何も脳を使わないで出来る休憩を自分で実践します。

5分休憩後は、再び25分タイマーセットをし、勉強を開始します。

先ほど1ポモドーロで終わらなかった続きでも良いですし、新たに決めた問題演習でも大丈夫です。

これを4ポモドーロ(休憩時間含めて120分)繰り返し、最後の4ポモドーロの休憩時間は5分ではなく30分間しっかりと取ります。

この30分も、「5分休憩だけでいけそう!」と思ったとしても必ず時間を崩さず30分しっかり心身を休ませてください。

30分休憩が終了したら、また1ポモドーロから4ポモドーロまでの時間管理を繰り返して行きます。

ポモドーロテクニックを実践する利点

上述の時間管理を実践する上でどのような利点があるのかも心得ておきたいですね。

2つご紹介します。

集中力がアップする

25分という時間を、長いと思いますか?それとも短いと思いますか?

長く感じる人はまだまだ集中できるということです。

実践していくと集中力が上がっていることが自分自身で体感出来るようになります。短い時間でも集中して決めたことを次々とこなしていくので、効果も非常に分かりやすく、達成感や充足感を得ることも出来ます。

普段の授業時間を考えたら、25分は非常に短いと感じる人が多いかもしれませんが、「25分集中して勉強すれば、1ポモドーロ終わって休憩時間だ」と考えると、比較的やる気も削がれることなく取り組める時間です。

「一時間集中して10分休憩」というよりハードルが低く感じませんか?

「25分だけはしっかりと集中しよう」と思えたら実践しやすいですね。

25分の集中を繰り返すことで得られる集中力を是非体感してください。

諦めにくくなる

決められた時間で勉強をこなしていくので、勉強量に関わらず時間内で終わりにさせようとする習慣が身に付き、4ポモドーロ後の30分休憩を目指して頑張ろうと意欲的に取り組めるようになります。

途中で諦めてしまうと時間は刻々と過ぎてしまい、結局時間もロスするし勉強も何を集中してやったのか…と消化不良になりがちです。

25分の間に例えば電話が鳴ったり、誰かが話しかけられたりという事が「邪魔が入った」と感じるようになると、自分自身の甘い気持ちに打ち勝っている!という指標になるのではないでしょうか。

粘り強く諦めない気持ちが日頃から鍛練出来るという習慣が身に付けば自信にも繋がります。

休憩時間のポイント

ポモドーロテクニックには二種類の休憩タイムがあります。

5分のショートバージョンと30分のロングバージョンです。

この休憩の取り方にもポイントがありますので参考にしてくだい。

5分休憩の場合

5分休憩はあっという間です。

基本は『机の前を離れる』こと。

立ち上がって背伸びをしたり、お手洗いにいったりする程度の休憩を意識しましょう。

お手洗いにいくだけでもわりと頭がスッキリします。

目をつぶることも良いでしょう。

机から離れ、ソファーや違う場所に座って目を閉じているだけでも充分休憩効果を得られます。

30分休憩の場合

30分の休憩時には、飲み物とおやつでリラックスタイムをもうけたり、外へ出て散歩したりすることをおすめします。

5分休憩では出来なかったこと優先します。

20分程度の仮眠を取ることが出来るのもこの30分休憩時間のメリットです。

休憩時間のタブー

休憩時間中に避けていただきたいのが、スマートフォンの使用やゲーム、漫画等の娯楽です。

例えば、5分休憩中にラインチェックをすると、目も頭も休まっていない状態が続きます。

せっかく休める貴重な5分間をスマホチェックに費やしてしまうと、本来の休憩の意味がなくなってしまいます。

『30分あるし、頑張ったから少しだけゲームしよう』これも避けたいですね。

少しだけ…というわけにはいかなくなります!

スマホと同じく何の休憩にもなりません。

休憩の意味を勘違いしている人が多いので要注意です。

休憩はあくまでも頭と体を休める為の時間。

これを意識して休憩するだけでも次の25分を有意義に使準備が整えられます。

だらだらと時間が過ぎてしまい、達成感を得られず不完全燃焼に陥る可能性が圧倒的に低くなります。

 

まとめ

砂時計

ポモドーロテクニックを確立したクリス・ウインフィールドは、このような言葉を発しています。

「1つの事に集中してエネルギーを注ぐと、もっとパワフルになれる。」

「完璧主義を捨て、とにかくポモドーロテクニックを実践してみてください。何かを始めると最終的にそれを完了させることに繋がり、大抵は良い結果となります」

人間は自分が「苦手だな」「やりたくないな」と思う事に関しては色々と理由をつけて逃げてしまう傾向があります。

誰しもが心当たりがあるのではないでしょうか。

また、「どうせやっても効果は出ない」「やっても意味がない」と思うこともあるでしょう。

ただ25分間、自分で決めた勉強を黙々とこなしていくという姿勢が大事です。

4ポモドーロ続かないと思う人は、1ポモドーロをまずはやってみて、25分間の自分の集中力を手応えとして実感することも必要です。

何となく1日がだらだらとメリハリがないように感じている人や、時間ばかりかかってしまって集中力をキープできず、結果としてあまり勉強内容が充実していないという人は是非実践してみてください。

このテクニックは勉強だけでなく、ビジネスの場で実践している人も多数います。

長く使える時間管理術、挑戦してみては如何でしょうか。

学校や部活動等に時間を取られると、自分自身で机に向かって勉強できる時間には限りがあります。

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