新聞を読んでいますか?記事を切り抜き小論文対策に役立てよう!

新聞を毎日読む習慣はありますか?

新聞を読み、記事に対して自分の意見をまとめたり、疑問を持ったりする事は、高校受験や大学受験における小論文試験の対策に繋がります。

受験勉強と構えずとも、日頃の生活で新聞に触れていく事で実力をつけていきましょう!

小論文対策に新聞が有効な理由その1

なぜ新聞と小論文が大きく関わりを持ち、試験対策に繋がるのか、まずは『文体に慣れる』という視点から説明していきたいと思います。

小論文という文体に自然と慣れる

新聞の文体はブログや話し言葉等と違い、非常に堅い文章で綴られています。

新聞記事の文体特徴として、以下が挙げられます。

  1. 『○○です。や、○○ます。』という丁寧な言葉は使用せず、『○○だ。○○である』といった常体の言葉を使用している。
  2. 『ぼくは、わたしは』といった主語を使用しておらず客観的視点で書かれている
  3. 最初に伝えたい重要事項が記載されており、記事を読み進めていくと詳細な内容が付け加えられている

新聞の文体は、例えば文が短くても、起承転結がハッキリとついていて非常に簡潔に分かりやすく、読者に事実が明確に届きます。

こうした文体は物語とは違いますので、日々新聞に触れて意識的に読んでいるだけで表現方法を習得することが出来ます。

小論文対策に新聞が有効な理由その2

新聞には
社会の出来事の報道や批判を素早く伝える為の定期刊行物
という定義があります。

主に社会情勢に関する事や、特定分野の出来事を、様々な層の人達に広く読まれる紙媒体です。

新聞が小論文対策になる理由がここにもあります。

時事問題に強くなる

新聞には主に政治・経済や文化等の話題について取り上げられていることが殆どです。

最近はネットニュースでも気軽に時事問題に触れることが出来ますが、ネットニュースやテレビ等で見るニュースは政治・経済のみならず、芸能情報や広告等も含まれています。

トピックスとしての理解は出来ますが、より詳細に情報を得ることが出来るのは新聞です。

時事問題を熟読し、自分が理解できない言語にも視覚的に触れることが出来ます。

小論文対策に新聞が有効な理由その3

新聞には様々な記事が掲載されています。

全てを網羅しなければいけないということはありません。

自分が興味のある記事をピックアップし、その記事に関しては見聞を広げるとともに、自分なりの意見を頭の中に巡らせて考えることが小論文対策に非常に有効です。

自分なりの意見をまとめる力がつく

小論文を書くときに重要なことの一つとして、『自分なりの考えや視点をきちんと持ち、それを文章で明確に表現すること』という点があります。

新聞記事を読み、家族でその記事について意見を出しあっり、簡単に感想を書き出してみると、自分の意見をまとめる力がついてきます。

自分の意見というのはゼロから作ることは出来ず、元になる記事があり、一定の理解を得てからでないと意見もまとまりません。

新聞を活用し、自らの意見を簡単にまとめる習慣が大切です。

新聞記事を切り抜こう!

最も効果的な小論文対策方法が、『新聞記事を切り抜き、ノートに貼り付ける』事です。

新聞は、毎日毎日新しい情報や進捗状況が掲載され、常に世の中の動向を掴むことが出来ます。

その中に、自分の興味で構いませんので、気に入った記事や、もっと深く考察したい記事をピックアップし、切り抜いてみましょう。

新聞記事切り抜き&まとめノートを作る

さいたま市の授業では、『新聞作り』の単元が四年生で導入されています。

こちらは、自分達で記事の内容も考え、グループ単位で新聞を模造紙に書き上げて行きます。

小論文を勉強している人は、是非新聞のコラムでも構いませんので、切り抜いて専用ノートに貼り付け、自分なりの感想や意見を添えて見ましょう。

この方法は、受験生のみならず、社会人になっても実践している人が多い様です。

ご高齢の方でも、新聞記事をスクラップして何年もコメントを書き続けている人がいます。

まずは一週間、実践してみましょう。

切り抜きノートを作る利点

新聞記事を切り抜いて自分の意見を書いていく作業により、小論文に大切な、文体慣れや、時事問題への関心、自分の意見をまとめる力が培われていきます。

慣れてくると、ただの感想に終わらず、専門家の意見と対論を繰り広げてみたり、他のデータと見比べてみて持論を唱えてみたり、展開の仕方は無限大です。

小論文対策にとどまらず、近年の入試改革では、記述力を重視する傾向が高くなっています。

就職活動においても、新聞記事に関する個人の論を求める企業が多く、意見を求められた時に、自分が今まで積み上げてきた明確な意見をしっかりアウトプットすることが可能です。

ハードルを最初から高く設定してしまうと、なかなか継続することが出来ずに苦しくなってしまいますので、まずは、以下を参考に新聞記事を切り抜き、意見を書いてみましょう。

  1. 自分の興味がある分野や、意見を出しやすいという視点から、切り抜く記事を選択する
  2. 専用ノートに貼り付け、日時、見出しを書く
  3. いきなり難しい事を書こうとせず、まずは記事の要約を書き出し、簡単な感想を加える
  4. 慣れてきたら、要約→論じる という視点で、自分の意見を読んだ誰かが、納得するような文章を意識して書く
  5. 誰かと同一記事を共有し、書き出した意見を読み比べると有効。『同じ記事でも捉え方がこんなに違うんだ』という点が利点となるので、家族間や友達同士でやってみると良い

新聞記事を読み、記事を切り抜き、自分で論じる、これは、正に頭をしっかりと耕して収穫の時期に備えるという事に繋がります。

社会情勢や将来の見通しについて、自分自身がどう考えるのか…
なんとなく思いはあっても上手く表現出来ない…

それを論理立てて書き出し、採点者を納得させるのが小論文であり、アウトプットして面接官を納得させるのが就職活動です。

なんとなくから的確に、を目指すのに新聞は宝の山と言っても過言ではありません。

是非試してみて下さい。

新聞コラム欄のみに注目

新聞自体に苦手意識があり、なかなか手に取れない方は、コラム欄のみに注力するだけでも非常に有効な小論文練習になります。

コラムというのはいわゆる囲み記事のことで、大体が新聞一面下方に掲載されています。

なぜコラム欄に注目するのかを説明していきます。

コラムはテーマの宝庫

コラムとしてかかれている内容の殆どは、旬のニュースや社会時事関連です。

読んでいるだけで、小論文のテーマとして出題される可能性があるものばかり。

それだけでも触れる価値ありです。

様々なテーマで文章が構成されており、専門用語等もこのコラムから知ることが出来ます。

新聞に全て目を通すのは面倒…という人にはコラムがおすすめです。

語彙力アップに貢献

コラムは決して面白おかしく書かれているわけではありません。むしろ、ムダがない表現方法で淡々と綴られています。

ここで、文章構成力や余計な言葉を使わない訓練、語彙力アップが期待できます。

コラムをそのまま紙に書き写してみて下さい。

言葉とは、こんなにシンプルにまとめられるものかというのが実感できます。

最初からコラム記事のような文体を自分で作ることはハードルが高いので、書き写すことで、接続詞や句読点の使い方、文章構成や一言でまとめる言葉の選び方に「気づく」事が大切です。

 

まとめ

『朝は静かに新聞を読む』という習慣は、家庭内で自然と培うものなのかもしれませんが、近年はネット普及に伴い、わざわざ大きな紙面を広げずとも、大まかなニュースは手軽に情報として入ってくるようになりました。

小論文試験は時代の利便さに逆境するように、多くの高校や大学で試験項目として採用されており、このような時代だからこそ、時代に流されず、自らの意見をしっかりと論じることが出来る人材が求められているのかもしれません。

毎日、新聞を読み意識的に記事を拾い、思考を深める習慣を是非身に付けていきましょう。

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