12月の物理・化学“典型問題”の向き合い方

こんにちは。桜凛進学塾浦和校です。
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12月も中旬となり、受験勉強も本番直前の雰囲気が強まってきました。この時期になると、「物理や化学は何を優先して勉強すればいいのか」「問題演習ばかりで本当に大丈夫なのか」と不安を感じる受験生も多いのではないでしょうか。

特に理科は、覚えることと性質・仕組みを考えることのバランスが難しく、勉強の方向性を見失いやすい科目です。だからこそ12月は、やみくもに問題数をこなすのではなく、「要点整理」と「典型問題」にどう向き合うかが、得点の伸びを大きく左右します

12月は「理解を固め、得点力に変える」時期

12月の物理・化学は、新しい知識を増やす時期ではありません。これまで学んできた内容を整理し、試験で使える形に仕上げていく段階です。

特に私立大学入試や国公立大学2次試験では、典型的な考え方を基に様々な問題に対して対応出来るかどうかが合否を分けます。今のうちに理解のあいまいな部分を洗い出し、確実に得点できる土台を作ることが重要です。

要点整理は「覚え直し」ではなく「意味の確認」

要点整理というと、公式や反応式を暗記し直す作業になりがちですが、それだけでは不十分です。物理では、公式が成り立つ条件や、どの量に注目して立式しているのかを説明できるかを意識しましょう。

力学であれば力の向きやつり合い、電磁気であれば因果関係を言葉にすることで、理解が深まります

化学でも、反応式や法則を丸暗記するのではなく、反応の流れや量的関係を整理することが大切です。「なぜその式になるのか」を確認することで、応用問題にも対応しやすくなります

典型問題は「解けたか」より「再現できるか」

12月に取り組む典型問題では、正解したかどうか以上に、同じ問題がもう一度出たときに同じ考え方で解けるかを意識しましょう。物理では、立式に至るまでの考え方を丁寧に確認し、計算過程を省略しすぎないことが重要です。

化学では、条件整理を怠らず、途中式や考察の流れを追いながら解く練習を積み重ねましょう。典型問題を通して「この形ならこの解法」という型を身につけることが、安定した得点につながります

間違い直しが成績を伸ばす最大のポイント

12月の学習で最も差がつくのが、間違い直しの質です。解説を読んで納得して終わるのではなく、「なぜ自分はこの選択をしてしまったのか」を振り返ってください。

物理であれば現象のイメージ不足か、条件の読み違いかを整理します。

化学であれば知識不足なのか、計算間違いなのかを見極めます。この振り返りを積み重ねることで、同じ間違いを繰り返さなくなります

ノートへのまとめは必要最低限にする

不安が強くなる12月は、きれいなまとめノートを作りたくなりがちです。しかし、この時期に大切なのは、問題を解いて確認する回数を増やすことです。ノート作りに時間をかけすぎず、どうしても不安な単元だけ簡単なメモを残す程度にとどめましょう。

年末こそ「典型問題の完成度」を高める

12月後半になると、難しい問題に挑戦したくなる受験生もいますが、成績が伸びるのは典型問題を確実に得点できる人です。物理・化学は、基礎と典型をベースに応用する力がそのまま点数に表れる科目です。焦らず、一つ一つを丁寧に仕上げていきましょう

桜凛進学塾浦和校では、12月を「不安を自信に変える時期」と位置づけています。要点整理と典型問題に正しく向き合えば、本番での安定感は必ず高まります。残りの時間を大切にし、着実な学習を続けていきましょう。

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