雙葉中学校・高等学校の教育内容と特徴 | 中高一貫個別指導塾なら桜凛進学塾池袋校
基本情報と沿革
雙葉中学校・高等学校は、東京都千代田区四谷にある中高一貫の女子校です。
その歴史は1872年、フランス人シスター・メール・セン・マチルドが横浜で孤児院や寄宿学校を設立したことに始まります。1875年に築地で語学校を創設し、1909年に雙葉高等女学校として発展。翌1910年に現在の四谷へ移転し、戦後の1947年に中学校・高等学校の体制となりました。現在は地下1階・地上7階の校舎を備え、伝統と現代性を兼ね備えた教育を続けています。
教育目標
カトリックの精神を基盤に、「すべての人を大切にする心」を育むことを教育理念としています。個性と能力を尊重し、豊かな想像力や表現力を伸ばし、自ら考えて責任を持って行動できる人材の育成を目指しています。
施設
四ツ谷駅から徒歩2分という好立地にありながら、緑に囲まれた静かな環境です。広々とした教室や廊下、特別教室(書道室・被服室・実験室など)が整備され、屋上には生徒の憩いの場となる空中庭園もあります。
校則
細かな規則はなく、生徒の自主性に委ねるスタイルです。身だしなみについても「雙葉生としてふさわしいか」という問いかけを通じて自覚を促し、責任ある自由を重視しています。
教育の特色
週6日制で学習時間を確保
平日6時間・土曜4時間の授業を行い、基礎学力の定着に十分な時間を確保しています。中高一貫のカリキュラムを活かし、中学3年生から数学・英語で高校内容に踏み込むなど、早い段階から発展的な学習を進めるのが特徴です。
留学
雙葉では学校主導の語学留学は行っていません。真に必要とする生徒は個人で留学するべき、という自主性を重んじる方針がとられています。自分で選択し行動する力を養う教育姿勢が反映されています。
進路状況
毎年、東京大学や京都大学をはじめとする難関国公立大学、早稲田・慶應・上智など有名私立大学へ多くの合格者を輩出しています。女子難関校の中でも進学実績の高さは全国的に知られています。
学校生活
行事
雙葉祭(文化祭)や校内球技大会、能楽鑑賞や理科野外実習など、体験型行事が豊富です。カトリック校らしく、祈りの集いやクリスマス礼拝といった宗教行事も大切にされています。
部活動
中高一貫で必ずいずれかの部活動に所属するのが原則。運動部では卓球・バレーボール、文化部では演劇・音楽・書道など多彩な部活に加え、奇術同好会や「笑う会」といったユニークな活動もあります。中高生が一緒に活動するため、学年間の交流も深まります。
評判
「小テストが多く、学力が自然と向上する」「自由で自主性を尊重する校風」といった声が多く聞かれます。一方で、勉強漬けを望むタイプの生徒には少し物足りない場合もあるようですが、生徒の個性を大切にする雰囲気が支持されています。
まとめ|自主性を重んじつつ学力を伸ばせる雙葉
雙葉中学校・高等学校は、カトリック精神を基盤に「責任ある自由」を重んじる教育を行い、週6日制の充実した学習時間で難関大学合格者を多数輩出しています。
学校主導の留学制度はありませんが、その分、自ら考えて行動する自主性を育てる教育が徹底されています。
学力面では小テストや中高一貫の進度で基礎から応用まで着実に積み上げられる一方、行事や部活動を通じて人間性や表現力も養うことができます。
難関大学を視野に入れながら、個性と主体性を大切に育てたいご家庭にとって、雙葉は魅力的な選択肢といえるでしょう。
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