日本大学豊山中学・高校の内部進学制度と基礎学力到達度テストの仕組み | 中高一貫個別指導塾なら桜凛進学塾池袋校
日本大学豊山中学・高校は、日本大学の附属校として多くの生徒が日大へ進学する伝統校です。
この記事では、使用教材や内部進学制度、そして内部進学のカギを握る「基礎学力到達度テスト」について詳しく解説します。
日本大学豊山中学・高校で使われる教材
日大豊山では、中学から高校にかけて体系的な教材が用意されています。
中学では New Horizon(英語)やスパイラルアップ数学 を中心に基礎を固め、高校では EARTHRISE English Grammar, 高校リード問題集、チャート式数学 など発展的な教材へと進みます。
特徴は、教科書+問題集の繰り返し演習で基礎を定着させたうえで、段階的に大学受験レベルへと橋渡しするカリキュラムになっていることです。
日本大学豊山高校の内部進学率
2023年度の卒業生は549名。そのうち408名が日本大学へ進学しており、内部進学率は 約74% でした。
つまり、 4人に3人は日大に進学し、4人に1人は他大学を選ぶ という結果になっています。
内部進学者の進学先は、理工学部・法学部・経済学部など幅広く、医学部や薬学部などの難関学部への進学実績もあります。
日本大学への内部進学方式は3種類
日大豊山から日大へ進学するには、大きく分けて3つの方式があります。
- 基礎学力選抜方式
高2・高3で実施される「基礎学力到達度テスト」の結果に基づいて推薦が決まります。内部進学者の約7割がこの方式です。 - 付属特別選抜方式
高校3年間の成績・資格・課外活動などを重視して評価されます。活動実績を積んだ生徒に有利です。 - 国公立併願方式
基礎学力到達度テストの成績で推薦を得つつ、国公立大学を併願できる制度です。ただし、募集枠は少なめです。
内部進学のカギ「基礎学力到達度テスト」とは?
内部進学を目指す上で避けて通れないのが 基礎学力到達度テスト です。
実施時期と科目
- 高校2年生 4月:国語・数学・英語
- 高校3年生 4月/9月:国語・数学・英語 + 文系は社会1科目/理系は理科1科目
難易度の特徴
- マークシート形式で、教科書レベルの基礎問題が中心
- 出題数が多く、時間内に正確に解ききる処理能力が求められる
- 特に高3の9月実施分は、例年やや難易度が上がる傾向
つまり、このテストは単なる暗記力ではなく、 基礎を素早く正確に使いこなす力 が問われます。
日大内部進学のためには定期テスト対策が不可欠
基礎学力到達度テストの内容は「教科書レベル」とはいえ、実際には 日常の定期テスト対策の積み重ねが最大の武器 になります。
- 定期テストで理解度を確認する
- 弱点分野を放置せず、次の学期までに克服する
- 高1から安定した評定を取る
この流れを確立することが、内部推薦で希望学部を獲得する最短ルートです。
まとめ
日本大学豊山中学・高校は、日本大学への内部進学率が7割を超える安定した進学実績を誇ります。
ただし内部進学は自動的に保証されるものではなく、基礎学力到達度テストと定期テストの成績がカギを握ります。
「毎日の授業理解」と「定期テスト対策」の両輪を大切にすることで、内部推薦を着実にものにできるでしょう。
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