学習院中・高等科の教材・カリキュラム・内部進学基準まとめ | 中高一貫個別指導塾なら桜凛進学塾池袋校
学習院中・高等科は、日本の教育史に深く関わってきた伝統校であり、皇室とも縁がある由緒ある学校です。
本記事では、学習院中・高等科の沿革・教育方針・内部進学基準・定期テストの特徴 を整理し、保護者の方が気になる学習面についても解説します。
お子さんの学習計画を考える際の参考にしてください。
学習院中・高等科の基本情報
沿革
- 1847年:公家の子弟が学ぶための場として設立
- 1849年:孝明天皇より「学習院」の名を下賜
- 1946年:宮内省から分離し、私立学校として再編
長い歴史を持ち、日本の教育を支えてきた伝統校のひとつです。
教育目標
- 社会のリーダーを育成すること
- 高い教養と感受性を育て、社会で力を発揮できる人材を育成
- 個性を尊重し、広い視野を持つことを重視
施設
- 11万冊以上を誇る図書室
- 臨床心理士が常駐するカウンセリングルーム
- 広々とした運動施設や文化系活動のための設備
校則
- 高い品性と教養を身につけるためのルールあり
- 個性を重視する指導もあり、バランスの取れた校風
学習院中・高等科のカリキュラムと教育
- 全教科をまんべんなく学ぶことを基本としたカリキュラム
- 国際教育に力を入れ、ニュージーランド・アメリカ・イギリスの学校との交換留学や交流を実施
- 短期留学制度もあり、中学生のうちから海外文化に触れる機会がある
内部進学の評価基準
学習院大学への推薦進学を希望する場合、次の基準が設けられています。
- 高3の1・2学期平均点が60点以上
- 高3で50点未満の科目が2科目以内
- 実力試験2回(9月・1月)で平均40点以上
学習院ならではの注意点
- “平均60点”の境界線に要注意
学習院は他校より基準が低めに見えますが、特に英語や数学は配点が大きく、一教科の崩れが全体を左右します。油断せず、日頃から安定した得点を狙う必要があります。 - 苦手科目を“高2までに”処理する
高3で複数科目が50点未満になると進学が難しくなります。特に国語や社会のように短期間で底上げが難しい科目は、早めに克服しておくことが安全策です。 - 実力試験は“9月で決める”意識を持つ
1回目(9月)は校内作成で比較的得点しやすい一方、2回目(1月)は合同作成で難化傾向。桜凛では「9月の試験で合格圏に入ること」を一つの目安としています。 - 高1・高2の成績も借点として影響
形式上は高3の成績で判断されますが、高1・高2で基準を下回ると「借点」が差し引かれる仕組みがあります。大きな影響ではないものの、入学直後から学習習慣を整えておくと安心です。
定期テストと勉強の工夫
- 定期テストが内部進学・大学進学の基盤
- 成績を安定させるためには、直前の暗記ではなく日常的な学習サイクルが必須
効果的な学習の工夫
- 英数を優先的に強化:積み重ね型のため、理解不足を放置すると後半で挽回が難しい
- 復習ノートを活用:できなかった問題だけを集め、短期間で集中的に見直せるようにする
- ご家庭でのサポート:課題提出の確認だけでなく、暗唱や内容理解を一緒にチェックできると安定
進路状況
- 推薦により毎年100名以上が学習院大学へ進学
- その他、私立大学や医学部への進学者も多数
- 海外大学への進学例もあり、国際志向の生徒にも対応
学校生活
- イベント:自然体験、林間学校、修学旅行、芸術鑑賞会など文化・体験行事が豊富
- 部活動:文化部・運動部ともに盛んで、全国レベルの実績を持つクラブもある
学習院中・高等科の評判
- 皇室とも関わりのある伝統校としての信頼感
- 国際教育や多彩な行事を通じて人間的成長を促す環境への評価が高い
- 一方で、内部進学基準を意識した安定した学習習慣が不可欠
桜凛進学塾のサポート
桜凛進学塾では、学習院中・高等科に通う生徒さんのために以下のような指導を行っています。
- 内部進学基準を踏まえた定期テスト対策
- 英数を中心とした積み上げ型科目の早期強化
- 苦手科目を計画的に克服するための指導
- 学習計画を一緒に立て、日常の学習を仕組み化
学習院中・高等科の学習と内部進学を両立させたい方は、ぜひ桜凛にご相談ください。
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